国語科

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国語科は、話す・聞く・書く・読むという4つの力に磨きをかけて、「自分で考え」、「伝え合う」教科です。教科書の文章が少し長くなったり、難しい漢字を使ったり、昔の文章(古文といいます)も読んだりするところが小学校とは違いますが、基本は変わりません。
こう説明すると、「特別に勉強しなくても、自分は毎日いろいろ考えているよ。」とか、「いつも言葉を使っているんだから、国語なんて勉強しても仕方ないよ。」と反論する人がいるかも知れません。でも、ちょっと待って下さい。本当にそうでしょうか。
「自分で考える」というのは、「自分だけで好き勝手に思う」ことではありません。
例えば、こんな場面を想像してみて下さい。大勢の友だちで楽しく遊んでいる時に、A君が、突然「もう帰ろう」と言い出しました。もっと遊んでいたいB君は、それを聞いて、「そんなの勝手だよ。みんなもそう思うだろう。」と言いました。すぐみんなも、「そうだよ。B君の言う通りだよ。もっとみんなで遊ぼうよ。」と、口々に賛成しました。するとA君は泣き出してしまって、みんなどうしていいか分からなくなってしまいました。君なら、どういう行動をとりますか。この時、『遊びたい』という自分の気持ちをちょっと置いておいて、『いきなりA君がそんなこと言うなんて、なにかあったのかな。』と、A君の立場になって考え、『みんなで遊んでいたいのだけど、いっせいに言われたら、ぼくも、自分の気持ちがますます言えなくなってしまうだろうな。』と、自分の身におきかえることができたら、それが「自分で考えた」ことです。先生の言葉や、友達のおしゃべりや、本に書いてあることをそのまま話したり、書いたりすることは、自分で考えたことにはなりません。A君は、「帰りたい」という気持ちをみんなに伝えたのですが、うまく伝えきれなくて、最後にはもう言葉がでなくなってしまいました。相手に分かるように伝えるということも、本当は簡単なことではないのです。

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考えることも、伝えることも言葉によってなされることが多いのです。「自分で考え」ている時、何も書いたり話したりしていなくても、頭の中は、言葉で考えていると思います。自分の気持ちを「伝え」る時も、言葉が必要です。では、分厚い辞書くらいの多くの言葉を暗記すれば、それで深く考えたり、正確に伝えることができるようになるのでしょうか。
答えは「いいえ」です。確かに「考える」にも「伝える」にも、言葉は必要ですから、国語科の中では、それらの言葉を覚えたり、正しい文法を勉強したり、時には確認のためにテストもします。でも大切なのは、相手の立場に立って考え、自分の身におきかえ、相手に分かるように言葉を使いこなすことですから、暗記だけしても、使える言葉が増えるわけではないのです。よく考え、伝えるための言葉を手に入れるために、国語科では、話す・聞く・書く・読むの四つの力を何度も何度も使って、磨きをかけていくのです。
小説を読む時も、主人公の気持ちになって考える。自分の思いこみだけで読んでいっては、力はつきません。説明文なら、作者の立場にまず立つことです。はじめは、読んでいる君の考えは、ちょっと置いておかなければなりません。作者のいいたいことがよく伝わったなら、その後で、『私の考えとはここが違うなぁ』と考えればよいのです。そして、友だちに自分の考えを「伝え」、友だちの考えも「伝わって」くるように、耳をかたむければよいのです。

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とにかく授業に集中して、授業中はしっかり「自分で考えて」ください。必要に応じて、宿題や個別課題を出しますので、自主的な学習をこころがけてください。辞書類については、後日指示します。

