活動報告
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定例研究会
国際教育や教育全般にわたるテーマで研究発表、事例報告と意見交換を行う定例研究会を年に5回程度開催しています。所員ばかりではなく、ゲストスピーカーを招いての発表・報告が行われます。参加者は、岡山理科大学などの大学関係者をはじめ学校関係者、公務員、大学院修了生、企業関係者など多岐にわたっています。
令和4年度第4回定例研究会
- 日時:
- 令和4年12月29日(木)16:30~18:00
- 場所:
- オンライン(ZOOM)開催
発表1
「就学困難な外国人児童生徒をどう支援するか」
- 発表者
- 小山悦司(国際教育研究所 所長)
- 概要
- 文部科学省の調査によれば、全国で約2万人の外国人の子供が就学困難な状況にある。とりわけ、日本語指導が必要な外国人児童にとって母語ではない言葉で学校生活を送り、教育を受けることは簡単なことではなく、就学できない場合や、就学しても日本語の習得が十分でないために学校生活になじめない、授業についていけない、さらには不登校になる等の問題が発生しており、日本語能力が十分でない児童への支援は緊要な課題となっている。その解決に向けた先駆的なモデルとして、「同じ母国の児童と留学生が兄弟姉妹のようにオンラインで学び合うことにより、日本語能力の向上を図り、自信をもって学校生活を送ることができるシステム」の開発に関する提案を行った。
発表2
「グローバルセンターとしての再出発:国際交流拠点を目指して」
- 発表者
- 前川洋子(岡山理科大学グローバルセンター長)
- 概要
- 2022年4月、岡山理科大学第Ⅱ期アクションプラン1)、国際化推進体制の構築の一環として、「キャンパスの国際化を推進するための拠点を形成する」ために国際化担当の3部署(グローバル教育センター、留学生別科、学生部留学生担当)を統合し、グローバルセンターとして再出発することになった。本発表では、グローバルセンターの特徴や課題とこれまでの取り組みを紹介した。海外との交流のみならず「内なる国際化」と名付けた学内の国際交流を促進することで、日本人学生と留学生の接触機会や交流イベントに参加する留学生の数が増えたなどの成果が見られた。多様な専門性や国際的背景を持つ教職員が所属するグローバルセンター自体が国際社会を体現できることを目指していく。
公開講座・研修会
加計学園フィロソフィの「国際人を養成する」ための公開講座や研修会等を開催し、学園全体の国際交流・グローバル教育に関する理解を深め、国際社会に貢献できるマインドや資質能力の育成を図ります。
広く市民に向けた公開講座を開催し、学園の実施する各種の国際交流プログラムの周知を図る広報活動を展開する予定です。